「法宴」とは?ホテル・ブライダル用語を解説
-「法宴」とは何か?その意味と由来-
「法宴」とは、人々がお祝い事や冠婚葬祭などの慶事を機に、寺院や集会所などで飲食や舞踊などの芸能を催して楽しんだ宴会のことです。もともとは中国の唐の時代に、貴族や官僚が法華経を講読する会を行った際に、そのあとに酒宴を催したことが始まりといわれています。それが日本に伝わり、平安時代には貴族や僧侶の間で広まりました。その後、江戸時代になると庶民にも広まり、お盆や正月、婚礼などの際に「法宴」が催されるようになりました。
「法宴」という名称は、酒宴の際に法華経を講読していたことに由来しています。「法」は仏教の教えを意味し、「宴」は宴会を意味します。そのため、「法宴」という言葉には、仏教の教えに則った宴会という意味があります。また、「法宴」は「ほうえん」とも読まれ、こちらは「豊宴」という意味になります。これは、「法宴」が豊かでおめでたい宴会であることを表しています。