ホテル・ブライダル用語「萱ぶき屋根」とは?
萱ぶき屋根とは、萱束を屋根に葺いて作られた屋根のことです。萱は、ヨシやススキ、チガヤなどのイネ科の植物を束ねたもので、古くから日本国内で使用されてきた建材です。茅葺き屋根は、茅を束ねて屋根に葺いて作られた屋根のことです。茅は、イグサやススキ、ヨシなどの植物を束ねたもので、古くから日本国内で使用されてきた建材です。
萱ぶき屋根は、耐久性が高く、断熱性や遮音性にも優れているという特徴があります。雨の侵入を防ぐため、茅束を重ねて葺き、その上から土や藁を塗って防水処理を施します。萱ぶき屋根は、耐用年数が15年程度と言われていますが、適切にメンテナンスをすれば、30年以上利用することも可能です。
萱ぶき屋根は、古くから日本国内で使用されてきた伝統的な工法ですが、年月の経過とともに、茅葺き屋根の職人が減少しています。そのため、近年では、萱ぶき屋根の維持や修理が難しくなってきています。