ホテル・ブライダル用語『片木盆』
ホテルブライダル知りたい
ホテル・ブライダル用語『片木盆』について教えてください。
ホテル&ブライダル達人
片木盆とは、白木の生地で作られた正方形の盆の一種で、正月の鏡もちを飾る三方の上の部分を指します。
ホテルブライダル知りたい
結納式ではどのような役割を果たすのですか?
ホテル&ブライダル達人
結納式では、結納品や家族書・親族書、婚約指輪のケースなどをのせます。木目が横になるように使用し、縁の合わせ目が手向こうになるように置くのがポイントです。
片木盆とは。
挙式関連の用語である「片木盆」とは、白木の生地で作られた正方形の盆の一種です。正月の鏡もちを飾る三方の上の部分を指します。木目が横になるように使用し、縁の合わせ目が手前にくるように置きます。結納式では、結納品や家族書、親族書、婚約指輪のケースなどをのせます。
片木盆とは
ホテル・ブライダル用語『片木盆(かたきぼん)』とは、ホテルや結婚式場、料亭など、祝い事の席に料理やお酌を運ぶ際に使用される、木製の盆のことです。縁の一部が欠けている特徴的な形状をしており、その由来には諸説あります。
婚礼の際に、仲人を務める男性が座る席が「片木盆の席」と呼ばれていたことから、片木盆が婚礼に用いられるようになったという説があります。また、昔はお盆の角に金属の装飾品をつけていたのですが、ある婚礼の際に、お盆の角の装飾品が花嫁の衣装に引っ掛けて破いてしまったことから、縁が一部欠けた片木盆が使用されるようになったという説もあります。
一般的には、婚礼の際に新郎新婦が座る高砂(たかさご)の席に供えられ、お酌や料理をのせて運ばれます。また、結納の席でも使用されることが多く、縁起物として扱われています。
片木盆の由来
-片木盆の由来-
片木盆の由来については諸説ありますが、江戸時代初期、大酒豪として知られた加賀藩藩主の前田利常公(まえだとしつねこう)に由来するという説が有力視されています。 加賀藩では「加賀百万石」の名が示す通り、非常に豊かな富を蓄えており、盛大な宴がしばしば催されていました。
前田利常公は、酒を飲むと人が変わるほどの大酒豪でしたが、酔うと周囲の者たちに酒を勧めるのが大好きでした。 しかし、前田利常公が注ぐ酒は豪快過ぎて、徳利から酒がこぼれてしまうことが多く、周囲の者は酒を飲むどころではなく、酒をこぼさないように気を取られていました。
そこで、前田利常公の側近たちが考え出したのが、片木盆の上に徳利を置いて酒を注ぐという方法でした。 片木盆は、片側だけが持ち手になっている盆で、徳利を置くスペースが広く、徳利から酒がこぼれても、その酒が盆に溜まるので、周囲の者を汚さずに済みました。
前田利常公は、この片木盆を使うことで、思う存分酒を飲むことができ、周囲の者たちも酒をこぼさずに飲むことができたので、大いに喜んだといわれています。 それ以来、片木盆は酒を飲む際に使われるようになり、やがて婚礼の儀式にも使われるようになりました。
片木盆の役割
-片木盆の役割-
片木盆は、主に婚礼において、花嫁が親族や友人からのご祝儀を受けとる際に使用されるものです。漆塗りの木製の盆に紅白の袱紗をかけたもので、その袱紗には「寿」や「御祝」などの文字が刺繍されています。
片木盆は、花嫁が部屋に登場する際、介添え人に先導されて持たせ、花嫁が着席するまで介添え人が持ちます。花嫁が着席すると、介添え人は片木盆を花嫁の膝前に置きます。客は順番にお祝いの言葉をかけて、袱紗に包んだご祝儀を片木盆に置きます。
花嫁は、披露宴終了後、控室で親や親族などの身内と祝儀の確認を行い、いただいたご祝儀を数えます。
片木盆は、花嫁に贈られたご祝儀を受け取るための重要な役割を果たすだけでなく、婚礼の雰囲気をより華やかにするアイテムとしても重要な役割を果たしています。
片木盆の使い方
片木盆の使い方
片木盆は、主に結婚式や宴会などの際に使用される、細長い木製の盆です。片方に持ち手がついており、もう片方は少し高くなっています。片木盆は、料理や飲み物を運ぶのに使用されます。片木盆を使う際には、持ち手をしっかり握り、もう一方の手で盆を支えます。料理や飲み物を盆の上に載せ、慎重に運搬します。片木盆は、複数人で運ぶ際には、持ち手を交代しながら使用します。片木盆は、結婚式や宴会以外にも、旅館やホテルの客室で、朝食や夕食を運ぶ際にも使用されます。片木盆は、和の雰囲気を演出するアイテムとして、さまざまなシーンで使用されています。
片木盆を飾る際の注意点
ホテル・ブライダル用語『片木盆』
片木盆を飾る際の注意点
片木盆は、結婚式で新郎・新婦が使用する酒器を載せる台です。清酒やシャンパンのボトルを置くことで、結婚式がより華やかになります。ただし片木盆を飾る際には、いくつか注意点があります。
片木盆は、神聖なものです。そのため、汚れたり傷ついたりすることがないように注意しましょう。また、片木盆を飾る場所は、ゲストの邪魔にならないように、そして神聖な雰囲気を壊さないようにしましょう。
片木盆を飾る際には、まず、片木盆をきれいな布で拭いて、汚れやホコリを落としましょう。次に、片木盆の上に酒器を置きます。酒器は、清酒やシャンパンのボトル、グラスなどです。酒器を置く際には、酒器の向きや位置に注意しましょう。神聖なものであるため、不自然な向きや位置で置いてはいけません。
最後に、片木盆を飾る場所に置きます。片木盆を飾る場所は、ゲストの邪魔にならないように、そして神聖な雰囲気を壊さないようにしましょう。また、片木盆は倒れやすいので、安定感のある場所に置きましょう。